2016 年 8 月号 | ![]() | ||
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![]() | ☆ Windows 10 Anniversary Update が出た! Windows 10 IoT Enterprise における注意点は? ☆ | ![]() |
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今年も暑い夏になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? さて、早速ですが、今回は正式リリースされた Windows 10 Anniversary Update についてあらためてご紹介します。 Windows 10 Anniversary Update は、すでに Windows 10 がインストールされている PC で Windows Update 経由でアップデートできるほか、MSDN 会員であれば、MSDN サブスクライバー ダウンロードからもダウンロードして、すぐに評価する事ができます。 Windows 10 Anniversary Update は 昨年夏に最初のバージョンがリリースされてから 1 年しか経過していませんが、昨年 11 月に続く 2 度目のメジャー アップデート バージョンとなります。 ではこのアップデートで、今までの Windows 10 と何が変わったのでしょうか? 実は変更点は非常に多岐に渡っており、この DevWire ニュースレター 1 か月分で許されている文字数では収まりません! 特にメジャーな変更点については、Windows 公式ブログで公開されています。 Windows 10 Anniversary Update を含む最新情報をお届けする Windows 公式ブログ新ビデオ シリーズ「今週の Windows」の特集は Windows 10 Anniversary Update です。 また、開発者向けに絞った変更点の詳細な情報については、MSDN のページにまとまったリストがあります。 一方、IT Pro 管理者向けに絞った変更点リストは TechNet のページにまとまっています。 Windows 10 Anniversary Update では組み込み向けエディションとして Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB がリリースされます。これは、MSDN サブスクライバー ダウンロードにて公開されている Windows 10 Enterprise 2016 LTSB と機能的には同じですので、まずはそちらで機能を評価したり、アプリケーション開発などを進めていただくことが可能です。 Windows 10 Enterprise 2016 LTSB (= Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB) の注意点として、Microsoft Edge が利用できない (Internet Explorer 11 は利用可)、Windows Store や Cortana 機能が制限されるほか、最近の開発者系イベントで評判の高かった Windows Ink ワークスペースや Windows Subsystem for Linux (Beta) が利用できないのでご注意ください。 LTSB ではない 通常の Windows 10 Enterprise では、Windows Ink ワークスペースが利用できますが、Surface などのペン対応機ではない場合には、既定で表示が無効になっています。 図 1: タスク バーにこのマークがなければ、手動で Windows Ink ワークスペース表示を有効にする必要がある 図 2: タスク バーを右クリックして、Windows Ink ワークスペース表示を有効にする Windows Ink ワークスペース ボタンを押して、スケッチ パッドを起動すると、右上にペンや定規に関するボタンが表示されます。 定規ボタンを押せば、タッチで定規を動かしながらペンで簡単に直線を引く事ができますので、ぜひ試してみてください! |
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![]() | Microsoft Worldwide Partner Conference 2016 (WPC 2016) まとめ – 教えちゃいます | ![]() |
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毎年、マイクロソフトのパートナー様向けに開催している Worldwide Partner Conference ですが、今年はカナダのトロントで 7 月 10 日を皮切りに開催されました。昨年の開催地、米国フロリダ州オーランドと比べて涼しい~。 全世界から 16,000 人、日本からは 150 社 384 名の方にご参加いただきました。今年のテーマは、「Your Path to Opportunity」ということで、1 日目に行われたマイクロソフトの最高経営責任者 (CEO) の Satya Nadella は、デジタル トランスフォーメーションをキーワードに「プロダクティビティとビジネス プロセス」、「インテリジェント クラウド」、「革新的なパーソナル コンピューティング」について最新の取り組み状況や、新たな製品、機能などを講演しました。 | ||||||
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マイクロソフトのミッションは、「地球上のすべての個人とすべての組織がより多くのことを達成できるようにする」というのをご存知ですか? 「マイクロソフトが何をしてくれるの?」という質問が聞こえてきそうですが、もちろん IT の力を通して。ということになるわけです。で、今年も新しいテクノロジが盛りだくさん。 この記事では WPC で紹介されたいくつかの最新情報をお届けいたします!新製品として注目されたのが Dynamics 365。Dynamics と言えば、CRM と ERP である Dynamics CRM と Dynamics AX を思い浮かべると思いますが、Dynamics 365 はそれらを統合し、クラウド サービスとして進化させた製品となります。初めて聞いた製品なのにすでに検証中の会社も登場してました。 また、今回はゼネラル・エレクトリック社 (GE) の最高経営責任者 (CEO) の Jeff Immelt 氏を迎えて同社の Predix を Microsoft Azure 上で稼働させるパートナーシップを対談しました。印象的だったのは、変革の重要性を会場のパートナーへ呼びかけていたこと。そしてもうひとつ、CEO 同士の対談らしく椅子が豪華だったこと・・・ | ||||||
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その他にも日本からは日本航空様による HoloLensを使った事例が紹介され注目を浴びていました。なんと言っても未来を感じさせる HoloLens ですが、すでに日本航空様は JAL の機体整備サービスのトレーニング ツールとして試作をされていました。部屋に持ち込めないジェット エンジンを仮想現実で、実地訓練さながらに学べるわけですから、優秀なスタッフが育成されるのでしょうね。 このようすについては、こちらにビデオがありますので、ぜひ、ご覧ください。WPC の 2 日目、3 日目にもマイクロソフトのエグゼクティブ達が、パートナー様のビジネス機会の増加につながるさまざまなマイクロソフトの取り組みを紹介いたしました。これを読んでもっともっと知りたくなった方、こちらのブログにニュースや関連記事のまとめがありますので、ぜひ、ご覧ください。そして、皆様のビジネスのお役に立つ情報を生で聞けるということで、ぜひお勧めしたいのは、来年の WPC 2017 にご参加いただければと思います。来年の開催地は米国 Washington, D.C.です。「トランスフォーメーション」。皆様のビジネスにおかれても実感されていますでしょうか? いやいや、守りに入ってしまっているなぁ。という方はぜひ、変革の速さに取り残されないよう今日から何かを始めましょう! | ||||||
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東京エレクトロンデバイス主催で「Microsoft Azure とデバイスではじめる IoT セミナー」を開催します。Microsoft Azure とデバイスで IoT を始めるためのヒントとなる情報をご紹介するセミナーです。 | ||||||||||||
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菱洋エレクトロ主催で「日本 HP でここまでできる PC・W/S 組み込みソリューション セミナー」を開催します。 高性能ワークステーションを組み込み用途でご利用いただいているお客様向けの長期供給や OEM モデル、さらにお客様のニーズにマッチするサービスをご紹介するセミナーです。 | ||||||||||||
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残暑お見舞い申し上げます。皆さんはどのような夏休みを過ごされたでしょうか。私はこの時期、毎年セキュリティ キャンプという 4 泊 5 日のイベントの講師を務めており、全国から選抜された 22 歳以下の学生たちを相手に熱い一週間を幕張で頑張っておりました。この話題についてはまた機会があればコラムにも取り上げてみたいと思っています。 申し遅れましたが、わたくし今岡通博 (いまおかみちひろ) と申します。数年前から Windows Embedded の MVP だったのですが、今年からカテゴリの編成があって Windows Development に替わりました。正業は FPGA とか組み込みシステムなどを請け負う個人事業を松山市で営んでおります。 さて IoT 分野で注目されている MQTT と AMQP ですが、当初これらを比較するコラムを書こうと思ったのですが、そこにたどり着くためにはこれらの共通点からしっかり押さえる必要があることから、今回は MQ (Message Queue) の話から始めることにします。 MQTT と AMQP が注目されるのは、IoT や M2M の分野ではデバイスとサーバー間で比較的小さなデータの送受信を効率よく行うプロトコルが求められるようになったからに他なりません。またこれら双方のプロトコルは、仕様が公開されておりオープンソース系の実装も充実しており、また主要商用クラウドで標準プロトコルとして採用されていることなどから、IoT 技術者としては今後押さえておきたいプロトコルでもあります。 世の中の通信で使われている通信プロトコルにはさまざまなのものがありますが、MQ はこれらのプロトコルをある切り口で分類するときに用いられる概念です。その切り口のひとつが同期/非同期通信に着目した分類です。 同期通信はクライアントがリクエストをサーバーに送信し、サーバーはそのリクエストに応じてデータを用意してクライアントにデータを送り返します。たとえば HTTP プロトコルがこれにあたります。ブラウザーからの要求に応じてサーバーは HTML データを用意してブラウザーに送り返します。このようにリクエストからデータの用意、そしてレスポンスまでが順序立ててひと組のシーケンスとして実行されるのが同期通信です。この間ひとつのコネクションが保持されています。そしてこのコネクションは常に 1 対 1 で形成されるのも同期通信の特徴でもあります。 これに対して非同期通信は、データを送る側とデータを受け取る側を仲介するサーバーが存在します。そしてデータの送り手と受け取り手は、同期通信と比べて時間的に疎な関係が形成されます。ちょっと何を言っているのかわかりづらいのですが、受け手がデータを要求するタイミングと送り手がデータを送るタイミングがずれていてもかまわない通信形態なのです。「タイミングがずれている」これが非同期といわれる由縁です。 もう少し具体的にお話しすると、送り手がデータを送ったとします。しかしデータを送るのはデータの受け手ではなく一度サーバーに送ります。サーバーはこのデータを一時保持しておきます。今度はその後、データの受け手がサーバーに対してデータを要求します。するとサーバーは受け手に対して先ほど保持しておいたデータを送ります。ここで重要なのは、データの送り手もデータの受け手もタイミング的には制限を受けないということです。 ここでひとつ疑問がわいてきます。送り手と受け手はどのようにして互いにほしいデータをやり取りしているのでしょう。このしくみを説明するのに MQ では「出版社/購読者モデル」(Publisher/Subscriber Model) を用います。 | ||||||
そして MQ プロトコルの特徴として 1 対 N の通信に向いていることが挙げられます。ひとつのトピックは複数の購読者が購読を要求することも可能です。ですからデータの送り手が、あるトピックでサーバーに挙げたデータは複数の購読者が参照することが可能なのです。 これ以外にも同期に比べて非同期のメリット、デメリットを挙げるとすれば、非同期の方がサーバーの処理を並列化することが可能で、単位時間あたりの処理性能を向上させることができます。これはサーバーへのアクセスが集中した場合など、並列処理の数を増やすことで対応することが可能です。クラウド システムの特徴である動的なスケーリングに適したプロトコルともいえるでしょう。一方デメリットとしては、並列化手法を講ずる場合はボトルネックなどを配慮した高度な設計が必要となります。 今回は MQTT と AMQP の共通の特徴である MQ についてお話しました。MQ 方式のプロトコルが今 IoT 分野で注目されてきてるのですが、それらの理由も含め IoT に適したプロトコルの要件などについてまた機会がありましたらお話してみたいと思います。 |
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![]() | ![]() | ほっとひと息 |
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![]() | 編集後記「IoT も数年後には・・・」 DevWire 編集部 加藤 大輔 | ![]() |
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初めまして! DevWire の編集担当になった加藤です。ちょくちょく登場しますので温かい目で見守ってください。さて最初の編集後記は、私が IT 業界にかかわり始めたころ、盛んに言われていたある概念から始めます。 「ユビキタス」です。(古いですかね・・・。若い方は知らないですかね・・・。) ユビキタスとは[情報化社会において、コンピューティング技術がいつでも、どこにでも存在し、コンピュータの存在をもはや意識することなく利用できる。]という概念です。 あのころは「ユビキタス時代が来る!」とか「ユビキタス社会を実現する○○」など予言めいたキャッチコピーをよく見かけたものです。当時はまだ、特別なイベントの時に「肩に担ぐ携帯電話 (重量 2 kg)」をレンタルしていた時代だったので、ユビキタスは遠い未来のことだと思っていました。しかし現実は数年の間に、アッという間にデバイスやサービスが進歩して、アッという間にいつでも、どこにでもコンピュータが存在するようになり、アッという間にユビキタス時代がやってきたわけです。でも、もうそのころには「ユビキタス時代になったなぁ」なんて思いませんでしたし、「ユビキタス」という言葉を意識することはありませんでした。 数年後には、IoT も「あたり前」で特別なことではなくなるんだろうなと思う今日このごろです。 | ||
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